軽く、しなやかな、糸でできた刺繍アクセサリー「000」

金属のように見えて、すべて糸でできているアクセサリー。それが、株式会社笠盛のオリジナルブランド「000」(トリプル・オゥ) です。

まるでニットのようなレース状のネックレスやブレスレット、ピアス。糸で織り込まれたアクセサリーは、驚くほど軽く、しなやかで、金属が肌に直接触れるのが苦手な方も安心して身に着けられます。

和装帯の織物業として創業し、刺繍業へと転身した『笠盛』は、ファッションブランドのワンポイント刺繍など多様な刺繍を手掛けながら、オリジナル刺繍技術の開発に試行錯誤します。そして 2006年(平成18)、独自の技術「カサモリレース」を開発。織物でも、編物でもなく、かぎ針によってつくられる多色の特殊なレースで、この技術を応用して 2010年(平成22)に誕生したのが 「000」 ブランドです。

アクセサリーの細部は糸を幾重にも球状に重ねた“糸玉”や刺繍でできています。一粒ひと粒はぎゅっと詰まっていながら弾力性があり、それらを糸でつないでいます。刺繍は本来土台となる布に刺ものですが、000 のアクセサリーは土台がなく、糸のみでつくられています。糸の刺し方や密度を計算し、太さや撚りといった糸の状態と針の動きを調整しながらプログラミングすることで、刺繍そのものを立体的に仕上げているわけです。

このようにデザイン過程からの緻密な設計が 000 の命ですが、最終工程である細かな部分は一つひとつ人の手で補正します。やはり古くから織物で栄えた桐生の町の女性たちの手仕事によって支えられているのです。

ブランド名「000」には、“ゼロから新たな価値を創造する”という、既成概念にとらわれない自由な発想のモノづくりへの強い想いが込められています。

「000」の3要素

□ 素材

糸でありながら貴金属の輝きをもつメタリック糸、上質なシルク、シルクと光沢素材とのブレンド糸など、さまざまな素材を使用しています。つくり上げる形やパーツに合わせて糸づくりのレシピを変えながら、オリジナル素材にこだわっています。

□ 技術

『笠盛』は帯の機屋としてスタートし、140年もの間、ずっと繊維に関わってきました。糸を知り尽くした私たちの経験と職人魂が、1点1点に込められています。針と糸を自由自在に操りながら仕上げていきます。

□ デザイン

自由な発想で、糸からつくり出される新しい可能性を追求しています。シンプルでタイムレスでありながら個性ある形を目指し、永く愛されるデザインを提案しています。