ピコ & ピコット

穴を開けながらかがる刺繍をピコまたはピコ刺繍、穴を開けずにジグザグに縫う刺繍をピコットまたはピコット刺繍と呼んでいます。AとBの画像がピコ刺繍、残りはピコット刺繍です。また端を処理するときに縫われるピコットはシングルピコット(画像C)、2枚の生地を繋げるときにに縫われるピコットはダブルピコット(画像D)と区別されています。ピコの中央付近を機械やハサミで切り取ってフリンジ状をつくる「ピコカット」にすることも多くあります。

ピコとピコットは名称が似ているため混同されることが非常に多いのですが、ピコットの語源はpicot(日本語の発音はピコ)なので一概に間違いとは言えません。さらに地域やミシン各社による細かな名称の違いなどもあり、どれが正しいと言えないのが現状です。ピーコットと呼ばれることもあります。